この工事は大学時代の同期が営むますいいリビングカンパニーに依頼しました。
当初は2ヶ月程の工事期間を見込んでいたようでしたが、無理を言って半月程短縮してもらい、無事オープン致しました。
和風住宅の空間の特徴である鴨居(床から175センチのレベル)、間仕切り壁、障子や襖を取り除き、床を張り替え、壁、天井を塗装する。戸建て住宅ならではの庭に対して、新規に木製建具を入れ替える。
内容を要約するとシンプルですが、このシンプルさを見つけ出し予算を合わせるまでには、それなりに時間を要しました。
作っているというよりは、取り除いて空間が出来上がる内容でした。
古い建物を店舗に改修したのはこれで二件目(和食了寛、ami)です。
既存の建物の特徴と改修後の用途を分析し、互いに折り合う接点を見つけ出すこと。その接点は大げさな工事であってはならず、にもかかわらず空間を魅力的に一変させる小さな一点でなければなりません。二つの店舗に共通している方針です。
全体的に新築のようにリノベーションしてしまうのでは、コストも新築以上にかかってしまう上、既存建物の良質な特徴を失わせてしまいます。異なる原理を重ねる手法は、新築でも可能ですが、その原理は同一の主体が設定している点が異なります。主体にまで遡ると、結果の魅力の質の違いを理解する手がかりとなるのかもしれません。
また機会があれば、このようなリノベーションをやってみたいと思います。